胃痛とストレスに密接な関係があるということは、一般的にもよく知られています。
胃は心の鏡とも言われるほど、ストレスの影響をとても受けやすい臓器です。
数ある胃痛の原因の中でも、ストレスは一位二位を争うほどです。
強いストレスを受けることにより、夜寝付きにくくなる、タバコを吸う量が増える、暴飲暴食をする、などといったことにもつながるでしょう。
ストレスは直接的にも間接的にも胃へのダメージを与えやすいので、少しでも防ぎたいものです。
イライラや不安、緊張など、これらはすべてストレスです。
ストレス社会とも言われる現代で、ストレスを避けて生活することは困難であるかと思います。
しかし、実際ストレスが胃痛へとなってしまえば、胃痛がまた新たなストレスを生む原因ともなってしまうでしょう。
そうならないためには、あせらず、ゆっくりでもいいので、自分なりのストレスとの上手な付き合い方を見つけ、溜め込まないようにすることが肝心です。
具体的には、ストレスはどのようにして胃痛を引き起こすのでしょうか。
胃を含め、内蔵全体は自律神経により正常な状態を保っています。
この自律神経をつかさどる交感神経(緊張)と副交感神経(休息)は、どちらも普段は均衡を保ちながら体に必要な働きをする、人にとって欠かせない存在です。
しかし、強いストレスを受けることによって、これらのバランスが崩れてしまうのです。
すると、副交感神経の活発化して過剰に胃液が分泌されたり、交感神経の活発化して胃粘膜の血管が収縮し、血液の循環が悪くなる、などといった問題が発生します。
このようなことから、ストレスは胃によくないと言われるのですね。
ストレスによる胃痛は、単なる胃痛には留まらず、疾患へと発展してしまうことも少なくありません。
代表的な胃の病気として、胃炎や胃痙攣、その延長線上に十二指腸潰瘍などが挙げられます。
急性胃炎であれば、比較的早い回復が望めます。
しかし、十二指腸潰瘍になってしまうと、その症状には胸焼けや嘔吐、食欲不振、ひどい場合は吐血を伴うこともあります。
そのまま放っておけば、生命に関わる可能性すら否定できません。